1.学校名
兵庫県神戸市立若草小学校
2.期日
2026年2月25日(水)
3.内容
(1) 授業
「情報活用能力って何」
(2) 講演
「情報活用能力って何」~新学習指導要領に向けた授業改善
4.参加者
(1) 児童 51名(5年生)
(2) 教師 32名
5.感想
(1) 教師
○未来のデジタル社会に対して、自分にとって便利一択ではなく、そこには様々な「不安」があることに気付かさせてくれた。現実的には SNS 投稿の怖さ。ドローンの宅配時の顔認証(最近は駅の改札に導入されている)は便利だけれども、善意だけで運用されているのか、その情報はどこまで管理されているのか、また管理できるのか・・。すべての監視カメラによって行動が監視されている「不安」など。便利の裏側には個人情報のリスクがあることを体で教わった気がします。そのうえで、自分の必要な情報を得る。活用する。発信する。そんなスキルのファーストステップをわかりやすく教えていただきました。
○新学習指導要領については、情報をいち早くキャッチして、準備していかなくてはと思いました。今までの教育を活かしながら、新しいものを取り入れていく必要があることを改めて痛感しました。どんどん進化していく分、押さえなくてはいけないことをしっかりと見極めていくことが大切で、更に子供たちの実態に応じた工夫をすることこそが今、求められていることを実感しました。わくわくするような授業づくりを目指したいです。
○児童につけさせたい力の「新聞読解能力」「免許を取るのに必要な学習能力」というのが心に残りました。様々な家庭環境がある児童それぞれが自分の力で生きていくために、教育とは何が大切なのか、教員として児童にできることは何なのか考えさせられました。松本の薬品事件の新聞読解について、「文末に注目する」ポイントや、「必要な情報のみ取り上げる」、また、必要な情報をピックアップできるような、教師の「見せ方(切り取りや拡大)」の重要性にも気づかされました。人を集中させる話し方、統率力など、学びたいポイントが溢れていて、身を乗り出してお話を聞いている自分がいました。やはり学ぶことって楽しい!!今回の研修を糧に、自らもブラッシュアップしていきたいと強く感じました。
○探究的な学び、個別最適な学びを進めていくには、総合以外の他教科にもどんどん探究的な学び方をさせる授業づくりをしていかなければならないことは分かっていましたが、「情報を検索したり、読み取ったり、発信したりするスキル」を教える時間が取りづらかった低学年、中学年でした。高学年を受け持った時に、今までの先生方の指導があってこそ、今の若草の児童がタブレット端末を難なく使いこなせるのだと改めて感じました。新学習指導要領に、情報を活用するスキル面での時間が増えることを知り、ほっとしました。情報活用能力を育てることと合わせて、協同的な学びを確保するために、今までやってきた知識や技能を習得するための学習(手本をみて真似する、声に出して読む、鉛筆をもって書いたり線を引いたり、繰り返し唱えるなど)も必ず必要だとおっしゃっていたので、やはり、基礎的な学力や思考力があってこそ探究的な学びにつながるのだと思いました。
○情報技術をうまく使えば子供たちの学習をさらに広げ、深められるのだと改めて感じました。ただ、適切な取り扱いや特性の理解ができていない子供が多いのがとても気になっていたため、どうしてもメリットよりデメリットのほうが大きいのではないかと思っていました。今回の研修を通して、日本はそのあたりの学習が不十分だったということがわかり、腑に落ちました。子供たちが適切に情報を活用できるようになり、より学びを深めていけるようになることを期待していきたいです。
○教師が教科書の構造を理解しておくということが印象に残りました。まずは教科書から情報収集できるようになってほしいと常々思っていました。ただ、自分が構造を理解しきれていなかったので、子供がうまく教科書から情報をキャッチしきれていなかったのだと反省しました。総合的な学習に情報が入って来るので、どうなるのかと思っていました。その情報は何を教えたらいいのかが見えたのでよかったです。
○椿原先生の授業のリズムがとにかく素敵で、圧巻、の一言でした。賑やかな5年生の全員の背中がピシッと伸び、ひと時も油断させないような雰囲気作りが流石だなと感じました。何かひとつ単語を言うたびに児童に復唱させ、確実に海馬にインプットさせていく仕組みは、外国語の時間にはとても重要なことでもあるので、是非真似したいです。丸付けをしながら、記入途中の児童にも目を配り気を配り言葉を配っていらっしゃる椿原先生の視野の広さが、まさに名実共に「誰一人取り残さない」授業で、自分の授業の在り方、作り方、進め方を改めて見直すきっかけとなりました。

